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急に「CAPTHA」が奇妙な質問連発でみんなが困惑 一体、なんで?:759th Lap

人間かbotかを判断する「CAPTCHA」。最近は「熊に合う蝶ネクタイを選べ」など、少しおかしなお題が増えているらしい。

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 Webサイトで時々遭遇する「私はロボットではありません」。ご存じの通り「CAPTCHA」と呼ばれる認証の仕組みで、図形や文字を読み取るなどの「お題」が出題され、それに答えなければ先に進めない。

 CAPTCHAが提示する設問がどんどん奇妙になっていて、困惑している人が増えているという。CAPTCHAに何があったのか?

 CAPTCHAは「Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart」から頭文字を取った略語だ。Webサイトにアクセスしているのが人間なのかコンピュータなのかを区別するための仕組みで、有害なbotによる不正アクセスや多重アクセスを防ぐためのものだ。

 経済紙の『The Wall Street Journal』は、「最近CAPTCHAの難易度が上がりすぎているのでは?」と疑問を呈した。

 2024年4月22日(現地時間)に掲載された記事によれば、CAPTCHAの難易度が上がっている理由が「AI対策」だという。

 CAPTCHAの種類は、ゆがんだ文字の画像を読み取って入力させる「文字認識型」と、複数の画像から特定のものを選ばせる「画像選択型」、スライダーなどを動かす「行動ベース型」、ジグソーパズルのピースを最適の場所へ動かす「パズル型」、音声を文字入力させる「音声型」などがある。またユーザーの行動をバックグラウンドで追跡、取得していて「私はロボットではありません」をチェックするだけで済むタイプのCAPTCHAもある。

 CAPTCHAが出題するこれらのテストは、人間の思考力や判断力が必要となる。だからこそbotと人間との区別が可能になるのだが、The Wall Street Journalによれば、近ごろAIがCAPTCHAを突破するケースが増えているという。

 記事では、英国のスタンダップコメディアンのジャック・ホワイトホール氏が「Netflix」の配信番組で皮肉的に発言した件が取り上げられた。ある時、ホワイトホール氏は画像選択型のCAPTCHAに遭遇し、「信号機の画像を選択せよ」と出た。だが、それがうまくいかず、「自分は人間なのか?」と疑問に感じたほどだという。さらに「私はロボットではありません」にチェックを入れるだけで済むタイプのCAPTCHAでも失敗したという。

 また、ゲーム開発者のムスタファ・アル・ハッサーニ氏はボウルに入ったまま木になった果実の画像に遭遇した。選択すべきは「リンゴの画像」なのだが、アル・ハッサーニ氏は「現実的に見えたが、同時に猛烈な違和感を抱いた。頭が痛くなったよ」とコメントした。

 これはCAPTCHAを突破しようと試みるAIへの対策のようで、より解決を難解にするためにアル・ハッサーニ氏が体験したような、常識から外れたようなテストが出題される可能性が高まっているという。記事では、CAPTCHA関連の技術を開発するArkose LabsのCEO、ケビン・ゴッシャーク氏は「AIに理解できないバカげたテストをつくるのだから、事態はさらに奇妙なものになっていくだろう」と述べている。

 記事によると「ジャケットとベストを着たアライグマに合う蝶ネクタイを選択する」という珍妙なCAPTCHAも登場しているとか。ゴッシャーク氏によれば、いくら珍妙だとしてもCAPTCHAの根本にあるのは人間が高確率で正解できるテストを作成することだという。内容が珍妙になってしまうのは「悪意ある人々が不正アクセスのためにAIに学習させようとしても時間とコストが必要なため」とゴッシャーク氏は分析する。

 Gosschalk氏は「今後はさらに人間の推理力を問う、論理的なテストが登場するだろう」と予測しているが、少なくとも自分が人間であるかどうか不安になってしまうほどの難解テストは避けてほしいものだ……。


上司X

上司X: CAPTCHAの難易度がどんどん高くなっていて、今後ももっと難しくなる可能性がある、という話だよ。


ブラックピット

ブラックピット: AIが人間と同等の判断力を有するようになったから、ですか。うーん。


上司X

上司X: もはや人間以上かもしれないけどね。


ブラックピット

ブラックピット: だから人間が頭をひねるような珍問が登場していると。


上司X

上司X: 逆にAIが判断しにくくなるような設問ということなんだろう。


ブラックピット

ブラックピット: いや、以前からも妙に難しいことはありましたよ! 例えば「消火栓」を選択させるCAPTCHAでは、「米国でよく見かける消火栓」だもんで、どれが正解か分からないんですよ!


上司X

上司X: ああ、信号機とかタクシーとかもな。「人間じゃなくて米国人であることを証明させているのか」みたいな批判もあったな。それはお国柄の違いってことで仕方ないさ。


ブラックピット

ブラックピット: しかも、AIの発展のせいでこれからもっと面倒くさい問題になるんでしょう? 厄介な話ですよ。人間って証明ができるかどうか、もう不安ですよ……。


上司X

上司X: 多分面倒くさいということはないと思うよ。ただ、ちょっと変な問題というだけで。手間としてはおそらく変わらんと思うけどな。これからもインターネットが快適であることを願うならbotと人間を区別するCAPTCHAは必要だし、まあ、軽いエンタメぐらいに捉えておけばいいんじゃないかな?

川柳

ブラックピット(本名非公開)

ブラックピット

年齢:36歳(独身)
所属:某企業SE(入社6年目)

昔レーサーに憧れ、夢見ていたが断念した経歴を持つ(中学生の時にゲームセンターのレーシングゲームで全国1位を取り、なんとなく自分ならイケる気がしてしまった)。愛車は黒のスカイライン。憧れはGTR。車とF1観戦が趣味。笑いはもっぱらシュールなネタが好き。

上司X(本名なぜか非公開)

上司X

年齢:46歳
所属:某企業システム部長(かなりのITベテラン)

中学生のときに秋葉原のBit-INN(ビットイン)で見たTK-80に魅せられITの世界に入る。以来ITひと筋。もともと車が趣味だったが、ブラックピットの影響で、つい最近F1にはまる。愛車はGTR(でも中古らしい)。人懐っこく、面倒見が良い性格。


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