AIが自動で日程調整 Googleカレンダー連携機能がChatSenseに搭載
ナレッジセンスは法人用AI「ChatSense」に「Google カレンダー」連携機能を追加した。RAG機能により個人の予定を読み取り、AIが日程調整や候補提示を代行する。自動更新や参照元表示も備え、安全かつ効率的にDXを推進する。
ナレッジセンスは2026年1月15日、法人用AIサービス「ChatSense」(チャットセンス)において、「Google カレンダー」と連携する新機能の提供を開始した。社内データをAIに参照させる追加学習(RAG)機能の一環として、個人ごとのGoogle カレンダーの予定を読み取り、AIが日程調整を行う。
AIが空き時間を判断 候補日提示から共有まで代行
ChatSenseは、社内の独自データを安全に活用しつつ「ChatGPT」を業務利用できる法人用サービスだ。今回のGoogle カレンダー連携により、利用者が登録している予定情報を基に、空き時間を考慮した候補日時の提示や、調整結果の整理と共有などをAIが担う。個人の予定に基づいた日程調整をAIに委ねることで、業務の効率化が見込まれる。
この機能は、すでにChatSenseの追加学習(RAG)機能を利用している顧客を対象として段階的に提供される。利用を希望する企業は、営業担当を通じて申し込む形だ。
ChatSenseはこれまでにも「Google Drive」や「Gmail」「Microsoft 365」など、複数の業務系サービスとの連携に対応しており、今回新たにGoogle カレンダーの個人別予定データを学習ソースとして扱えるようになった。一度連携を設定すれば、Google カレンダーの最新状態が自動的に反映され、手動での更新作業を行う必要はなくなる。
ChatSenseの追加学習機能において、AIが回答を生成する際に参照したデータの出どころを表示できる仕組みを備えている。これにより、社内データに基づく回答内容を利用者自身が確認でき、判断の材料とできる。学習に用いられるデータは、該当企業専用として管理され、他社の学習用途に使われることはないとしており、セキュリティ面への配慮も強調している。
ChatSenseは、チャット内容がAIの再学習に利用されない設定を全プランで提供しているほか、社内でのプロンプト共有機能やメンバー管理機能、フォルダ整理機能など、法人利用を想定した独自機能を備える。初期費用が不要で、最低利用期間の制約がない点も特徴だという。
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