M365のログをAIで分析しチームを可視化 電通が現場の働きやすさ改善をサポート
電通は「Microsoft 365」のデータをAIで分析し、チームの状態を可視化・改善する支援プログラムを開始した。アンケートでは見えない現場の課題を客観的なログから特定する。
電通は電通総研と共同で、「Microsoft 365」のデータを基に、組織課題の診断から施策の立案・実行までを支援する「HR×AIの組織変革プログラム」を開発し、4月14日より提供を開始した。本プログラムは、電通グループの国内事業を統括・支援するdentsu Japanが、日本マイクロソフトと協働で推進するAIプロジェクトの第1弾だ。
M365のデータを基にAIでチームの状態を可視化し、改善を支える
多くの企業で人的資本を中長期的な企業価値創造の源泉と捉える取り組みが進んでいる一方で、人事システムの導入やデータ収集が目的化し、分析の視点が定まらないまま、得られた結果が具体的な施策や現場の行動変容につながらないといった課題が指摘されている。また、従来の人材・組織分析はサーベイを中心とした主観的データに依存する傾向があり、実態と乖離(かいり)し、分析結果の信頼性に課題があることが指摘されていた。
こうした事情を踏まえ、電通と電通総研は、多くの企業で業務基盤として利用されているMicrosoft 365に蓄積されたデータに着目し、組織行動を可視化・分析することで、課題の特定から変革の実行までを一貫して支援するHR×AIの組織変革プログラムを開発した。
本プログラムでは、チャットや会議ログ、メールなどのコラボレーションデータ(会議参加状況やコミュニケーション頻度などのメタデータ)をAIで集計・分析し、組織の特徴や潜在的な課題を明らかにする。さらに、電通のコンサルタントがこれまで培ってきた知見やノウハウを活用し、コミュニケーション改善の施策や業務プロセスの最適化、AI導入支援などを、企業の状況に応じて伴走型サービスでとして提供する。具体的な支援メニューとしては、「チーム状態のモニタリング」「チーミングの最適化」「業務プロセスの改善」などが想定されている。
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