3大キャリアの通話をSalesforceへ自動入力 情報網羅性を高めるナレッジワーク新機能
ナレッジワークは携帯通話を自動録音・解析しSalesforceへ入力する新機能の提供を開始した。3大キャリアに対応し、電話番号を変えることなく文字起こしや要約が可能だ。全商談接点を統合・資産化し、営業の生産性向上を支援する。
ナレッジワークは2026年4月27日、「ナレッジワーク with キャリア通話」の提供を開始した。
同社が展開する「ナレッジワークAI商談記録」の新アドオン機能だ。携帯回線による通話内容を自動で録音・解析し、「Salesforce」の顧客関係管理(CRM)へ入力する。NTTドコモ、au、SoftBankの主要3キャリアに対応し、営業活動における電話でのやりとりをデータとして蓄積できる。
3大キャリア対応の自動録音 情報を網羅的に記録
営業現場において、オンライン会議や対面商談の記録は進んできたものの、携帯電話での通話については記録が残らないケースが多く、顧客接点の全体像を把握しにくいという課題があった。とくに外出先での通話や短時間のやりとりは記録漏れが発生しやすく、情報の断絶が営業活動の質に影響を与えていたという。
今回登場した新機能では、利用中の電話番号を変更することなく通話を自動録音し、音声データを取得する。その後、AIが話者を識別しつつ文字起こしし、あらかじめ設定されたテンプレートに基づいて内容を要約する。通話相手の電話番号と顧客情報をひも付けたうえで、Salesforceへ自動登録する。
この機能により、営業担当者は通話内容の記録や入力作業から解放され、顧客対応に集中できる。また、通話や対面、オンラインといった複数の接点が統合されることで、営業データの網羅性が高まり、あらゆる場面の会話を業務資産として活用できる。
ナレッジワークの主力プロダクトである「ナレッジワークAI商談記録」は、オンライン会議や対面商談の録音・録画に対応し、発言内容を話者ごとに可視化する機能を備えている。商談後には要約や次の行動案、改善点などを自動生成し、CRMやSFAへ登録することで業務負担を軽減してきた。
今回の機能追加により、同プロダクトは電話を含むあらゆるコミュニケーション手段に対応した。これにより、営業活動における全ての会話をデータ化し、営業業務の効率化と組織の生産性向上を実現する。
企業における営業活動のデジタル化が進む中、情報の蓄積と活用は競争力を左右する要素となっている。同社はAIによる記録と分析を軸に、営業組織の生産性向上を支援する取り組みを強化するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「デジタル化・AI導入補助金2026」攻略法 突破率9割のプロが教える落選の防ぎ方
2026年に刷新された旧IT導入補助金。採択率の差を分けるポイントはどこにあるのか。最新データと専門家の知見から、「通る申請」と「落ちる申請」の違いを解説する。
2027年、情報処理技術者試験が刷新 2026年終了の試験と新設のデータ試験を徹底解説
IPAは2026年3月31日、2027年度以降のITパスポート試験含む各種試験の見直しに関する最新の検討状況を公表した。編集部では、試験の移行によりどのような変化があるかについて、公表された内容からさらに切り込んで取材した。
またツール選びから始めるのか 20年変わらない中小企業のIT導入
IT導入がなかなか前に進まない。あるいは、導入したはずなのに思ったほど定着しない。こうした悩みを持つ中堅・中小企業は多いだろう。その背景には「課題整理より先にツール選定へ進んでしまう」という、長年変わらない構図があるという。有識者に話を聞いた。
資料を食わせるだけで自動化できる、「NotebookLM」の"ズルい"使いこなし術
NotebookLMやGeminiは、要約や検索を支援するだけでなく、資料作成や業務効率化、簡易な開発業務にも活用の幅を広げている。本ブックレットでは、社内レクチャー資料の作成、工数削減につながった活用領域、自治体での問い合わせBot開発事例を通じて、現場での実践例を紹介する。