欧米流のビジネススタイルの中で機能が磨き上げられたBIツールは、日本の企業文化になじまない場合がある。日本人に使いやすいUIを備えたツールとは。
BI(Business Intelligence)ツールを導入すべく、さまざまなベンダーの製品を調査しているものの、いまひとつ使える気がしない――。これが多くのユーザーの本音ではないだろうか。
昨今、セルフサービスBIと呼ばれる製品が注目を集めている。多種多彩なグラフやチャートを駆使し、データをビジュアル化できる機能のインパクトは絶大である。「SQLなどの高度な知識がなくてもデータベースに接続し、抽出したデータを使って楽に分析できる」「すぐに使い始めることができ、学習コストが低い」と、導入ハードルの低さをアピールする製品もある。
だが、実際に使ってみると、表示メニューが分かりにくかったり、予実比や前年比などすぐに使いたい分析に意外なほど手間がかかったりして「しっくりこない」と感じることが少なくない。
「ビジネスの現場で同じデータを共有し、分かりやすいビジュアルから知見を得たい」というBI導入の目的は、日本企業であれ欧米企業であれ、変わらない。だが、スムーズなチームワークを実現するための前提となるコミュニケーションの仕方は、現実のビジネス慣習を反映したものでなければならない。そのために必要となるさまざまなデータや分析結果についても、関係者全員が簡単に理解できるものであることが求められる。
日本企業に合ったユーザーインタフェース(UI)は、BIツールを組織に定着させていくための必須条件だ。では、それを提供してくれるのはどのようなツールか。以下のページで考察してみよう。
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アイティメディア営業企画/制作:キーマンズネット編集部/掲載内容有効期限:2018年11月6日