UPSの導入状況(2013年):IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)
IT担当者370人に聞いた、UPSの導入状況、必要機能、課題や悩みは? 「バッテリー寿命が短い」など不満の声も寄せられた。
キーマンズネットでは、2013年12月11日〜2013年12月25日にかけて「UPSの導入状況(2013年)」に関するアンケートを実施した(有効回答数370件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の46.8%、一般部門が53.2%という構成比だった。
今回、聞いたのは導入や検討しているUPSの「導入状況」「重視ポイント」「必要機能」「満足度」「課題や悩み、要望」など、UPSの導入状況を把握するための質問だ。その結果、全体の導入率は73.8%で、導入している企業の約9割は満足していることが明らかになった。
なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
全体では7割超えも、従業員規模100人以下では5割に届かず、UPSの導入状況
最初に「UPSの導入状況」について尋ねた(図1)。「既に導入済みである(追加リプレースの検討なし)」が65.7%、「既に導入済みである(追加リプレースの検討あり)」が8.1%、「新規で導入を検討している」が0.3%、「必要性を感じているが導入は検討しない」が11.1%、「必要性を感じない」が14.9%と続き、まとめると、全体では73.8%が導入済み、8.4%が検討中という結果となった。
また、「導入済み」の73.8%を従業員別に見ると、100人以下の中小企業で48.7%、101人〜1000人以下の中堅企業で80.4%、1001人以上の大企業では80.6%と、従業員規模が大きくなるにつれて「導入済み」の割合が大きくなる傾向であった。
なお、100人以下の中小企業では約4分の1が「必要性を感じるが導入は検討しない」と回答している。従業員数が増加するにつれ管理対象サーバ台数も増えることから、UPSの導入率も高くなる傾向にあり、従業員規模が100人を超えるか否かで導入率に大差がつく結果となった。一方で、業種別に見た場合は導入率に偏りはない結果であった。
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