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UPSの導入状況(2013年):IT担当者300人に聞きました(2/5 ページ)
IT担当者370人に聞いた、UPSの導入状況、必要機能、課題や悩みは? 「バッテリー寿命が短い」など不満の声も寄せられた。
「コスト」より「電力供給時間」重視、UPS選びのポイント
次に、UPSを「導入済み」と回答した人に「導入時に重視したポイント」について尋ねた(図2)。
1位は「停電時の電力供給時間」で63.1%、2位は「導入コスト」で58.3%、3位は「安定性・可用性」で50.4%、4位は「バッテリー寿命」で41.3%、5位は「障害時の保守・サポート」で15.9%という結果となった。
「最も重視する項目」を見ると、1位から4位は順位に変動はなかったが、5位が「サイズ」、以下「重量」「障害時の保守・サポート」「製品・サービスの実績・知名度」と続く結果となった。
ちなみに、2011年に実施した前回の調査では、「導入済み」と回答した人の「導入時に重視したポイント」の1位は「導入コスト」で62.8%、2位は「停電時の電力供給時間」で62.3%となっており、震災以降UPSが果たすべき本来の役割があらためて見直されたことがうかがえ、ここ2年間で「停電時の電力供給時間」が「導入コスト」を上回る重視項目に浮上した。万一の時の備えとしてのUPSの役割に期待が寄せられていることが分かる。
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