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勤怠管理システムの導入状況(2014年):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
347人対象に勤怠管理システムの導入状況や導入方式、勤怠管理での苦労などを調査。ASP、SaaS型の導入は3年前から1.7倍も増加した。
満足度は約7割も「他システムとの連携」や「操作性」に不満の声
次に、導入済みと回答した人を対象にその「満足度」を尋ねたところ、全体で14.4%が「とても満足している」、56.4%が「まあ満足している」、19.0%が「やや不満がある」、10.3%が「とても不満がある」という結果なった。まとめると全体で「満足」と回答した割合は70.8%、「不満」は29.3%だ。
「やや不満がある」「とても不満がある」と回答した人のフリーコメントを見ると、「スケジュール入力は他のシステムとの連携がなく、二度手間を強いられるので。また、入力、更新が遅れると他のシステムとの矛盾が生じ得る。それなのに、社外からは入力、更新ができない」「他システムと別に入れたため、データ連携部分などで作業が多い」など、他システム連携がうまくいかず余計な手運用が発生してしまうことに対する不満が多く寄せられた。
他にも「画面がまず使いにくい。見ただけでは使えない。マニュアルが必須。月次締めを行わないと前月が表示されるなど運用上の問題があり、配慮にかけるシステム」「タッチパネル前提のシステムのため、操作がし難い」「入力が煩雑で、利用部門の不満が多い」など、操作性への不満を挙げる声も多く見られた。
勤務時間入力は毎日のように利用するシステムであり、かつ誤入力が許されない項目であるが故に、利用者、管理者画面の操作性には十分な配慮が求められているようだ。
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