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タブレットの導入状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
企業におけるタブレット利用についてアンケートを実施した。導入率は2012年の2.5倍、大手企業に至っては3.4倍にまで拡大した。
タブレット選定の重視ポイントは「製品ブランド」から本体が持つ「性能」へシフト
タブレットを「導入済み」「導入予定」と回答した人を対象に、タブレット製品選定の「重視ポイント」を尋ねた(1〜3位で順位付けをする単一回答)。その結果、「導入済み」では、1位が「導入、運用コスト」で58.9%、2位が「製品ブランド」で42.6%、3位が「処理性能」で33.3%となった。
また、「導入予定」では1位が「導入、運用コスト」で62.0%、2位が「処理性能」で45.4%、3位が「バッテリー持続時間」で32.4%となった(図3)。
注目は、「導入済み」と「導入予定」とで順位が大きく変動した項目があることだ。「導入済み」から「導入予定」で順位が3ランク以上浮上したのは「バッテリー持続時間」(6位→3位)、「本体の軽さ」(7位→4位)、「アプリケーション開発のしやすさ」(8位→5位)だ。
逆に「導入済み」から「導入予定」で順位を3ランク以上落としたのは「製品ブランド」(2位→7位)、「サイズ」(5位→8位)だった。
2015は3Dタブレットの発売も予定されるなど、昨今のタブレットの普及、浸透とともに製品の進化が目覚ましい。選択肢が圧倒的に増えたことで、製品ブランドから分かる特長以外にも、自社の利用目的に合致する製品の詳細スペックを吟味して検討する傾向にあることが分かる。
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