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メール誤送信防止システムの導入状況(2014年度)IT担当者300人に聞きました(5/5 ページ)

IT担当者342人にメール誤送信防止システムの実態調査を実施した。導入状況、導入きっかけ、重視ポイント、満足度、導入しない理由などが明らかになった。

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導入しない理由、1位「費用対効果」、2位「コスト」、3位「手間がかかる」

 最後に、メール誤送信防止システムを「導入しない理由」について尋ねた。

 その結果、1位は「費用対効果が明確ではない」で48.8%、2位は「導入・運用コストが高い」で44.7%、3位は「導入の手間がかかる」で22.8%、同率4位は「情報漏えい対策としての優先順位が低い」と「社内ルールによる対策で十分」で20.9%と続いた。

 前述の「導入時に重視したポイント」では、「導入、運用コスト」よりも「安定性、可用性」を重視する傾向になったと書いたが、それでも「導入しない理由」としては費用面がネックなっているという実態が見て取れた。

 その他、フリーコメントには「運用が難しくなり、面倒になり業務効率が落ちる」「会社がそのようなミスを防ぐことに、積極的ではないため」「送信時に承認機能にて誤送信を防止するなどの機能があるが、メール送信が遅れるため結局は自動承認などを使い、導入のメリットがなくなる恐れがある」「親会社の指示で同じシステムを導入しているので、弊社単独での導入はできない」といった意見が寄せられた。

 セキュリティ分野の製品だけに、費用対効果の算出は難しいが、昨今の情報漏えい事件の賠償額を見れば、費用対効果もある程度明示できると考えられる。

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