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ID管理ツールの導入状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
IT担当者318人にID管理ツールの実態調査を実施した。ユーザー、管理者それぞれの視点での満足度や不満点は、導入しない理由などが明らかになった。
ID管理ツールの導入率はまだ20.5%
次に「ID管理ツールの導入状況」について尋ねた(図3)。「既に導入済みである(追加、リプレースなし)」が17.0%、「既に導入済みである(追加、リプレースあり)」が3.5%、「新規で導入を検討している」が2.8%、「必要性を感じるが導入は検討しない」が47.2%、「必要性を感じない」が29.6%と続いた。まとめると、全体で20.5%が導入済み、6.3%が検討中という結果となった。
また、「導入済み」を従業員規模別で見たところ、100人以下の中小企業で6.9%、101人〜1000人以下の中堅企業で12.6%、1001人以上の大企業で35.4%だった。従業員規模が大きくなるにつれて導入済みの割合が大きくなる傾向にあり、100人以下の中小企業と1001人以上の大企業では5倍以上の開きが出た。
従業員規模に応じて管理対象となるIDやパスワード数が増え、また関連会社も管理対象となるケースもあることから、このような結果となったと考えられる。
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