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ID管理ツールの導入状況(2014年度)IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)

IT担当者318人にID管理ツールの実態調査を実施した。ユーザー、管理者それぞれの視点での満足度や不満点は、導入しない理由などが明らかになった。

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導入きっかけ「セキュリティ向上」が半数超え、「ISMS対応」の声も

 続いて、ID管理ツールを導入済みと回答した人に「導入のきっかけ」を尋ねた(図4)。その結果、1位は「セキュリティ向上やリスクマネジメントなど」で51.8%、2位は「ユーザーの業務効率化や運用負荷軽減など」で44.6%、3位は「個人情報保護法や内部統制などの法規制対応」で30.4%、4位は「外部機関、取引先、関連会社などからの指摘・要望」で1.8%となった。

 その他、フリーコメントには「ISMS対応」がきっかけとなったという声が複数寄せられた。また、「なりすまし防止」「退職者のアクセス禁止」などといった、いわゆる「亡霊ID」と呼ばれる不明なIDを使って退職者が外部からアクセスできる環境を残しておくことを懸念する声もあった。

 「シングルサインオンへの準備として」「複数のシステムで複数のIDがあったため、パスワードの亡失などの問い合わせが多かった」といった管理、運用面でのメリットを考慮して導入を検討したという声が集まった。

導入のきっかけ(導入済み)
図4 導入のきっかけ(導入済み)

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