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UTM(統合脅威管理)の導入状況(2014年度):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
多岐にわたるネットワークセキュリティ機能を1台に集約したUTM。キーマンズネット会員を対象にUTMの実態調査を行った。
9割以上が満足と回答、一方で「社内LANが停止」と不満の声
次に、UTMを「導入済み」と回答した人にその「満足度」を尋ねた。その結果、「とても満足している」が27.7%、「まあ満足している」が64.6%、「やや不満がある」が6.2%、「とても不満がある」が1.5%となり、まとめると「満足」と回答した割合は92.3%、「不満」が7.7%と、満足度は高い結果となった。
今回のアンケートで「とても満足している」「まあ満足している」と回答した人からは、「重大なセキュリティ事故の発生を防いでいる」や「ほぼ脅威となる攻撃を排除できている」などのセキュリティ機能の高さに満足している声が多かった。
さらに「問題も発生せず運用に手間もかかっていない」や「設定方法も分かりやすく、特に問題なく運用できている」など、運用の簡易さに満足する声も上がった。
一方、「やや不満がある」「とても不満がある」と回答した人からは、「セキュリティパッチの適用時に社内LANが止まったことがあり、社内で問題となった」や「メモリ不足のため機能を一部制限している上、メモリが不足してネットワーク接続不良となり再起動している」など、少数ではあるが、導入後のPCおよび周辺機器のパフォーマンス低下に対する不満の声が上がった。
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