統合運用管理ツールの導入状況（2014年）：IT担当者300人に聞きました（4/5 ページ）

統合運用管理ツールの導入率は全体で25.8％。今後導入を検討する企業では、セキュリティ強化も併せてもくろむ声が多数聞かれた。

[キーマンズネット]

「導入コスト」が最も重視されるポイント、「操作性の良さ」を求める声も

　続いて、統合運用管理ツールを「導入済み」と回答した人に「導入時に重視したポイント」を尋ねた。その結果、1位が「導入コスト」で50.0％、2位が「操作性」で37.1％、3位が同率で「サポート体制の充実」「信頼性／安定性」で35.5％、5位が「運用コスト」で27.4％と続く結果となった（図4-1）。

　また、「導入予定」と回答した人に「導入時に重視するポイント」を尋ねると、1位は「導入コスト」で63.8％だったが、2位に「運用コスト」が50.0％でランクインし、3位が「操作性」で42.5％、4位が「サポート体制の充実」で30.0％、5位が「信頼性、安定性」で27.5％と続く結果となった（図4-2）。

　コストについてはいかなるツールにおいても重視される傾向が高いが、導入済みで2位、導入予定では3位にランクインした「操作性」については、一度にさまざまなシステム管理を行い、運用業務担当者の業務負荷軽減を実現する「統合運用管理ツール」の特性上、担当者が直観的に使いやすかったりと、使い勝手の良さを重視する方が多い。

図4 重視ポイント（導入済み・導入予定）