遠隔会議システムの導入状況(2014年):IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)
IT担当者332人を対象に遠隔会議システムについて調査を実施。導入状況、きっかけ、導入しない理由など気になる実態が明らかに。
7割が満足も「音声・画質・通信に問題」「会議のための出張減らず」と不満も
次に、遠隔会議システムを導入済みと回答した人に、「導入済みの遠隔会議システムに対する満足度」を尋ねた(図4)。その結果、「とても満足している」が15.0%、「まあ満足している」が55.1%、「やや不満がある」が25.1%、「とても不満がある」が4.8%となり、まとめると全体で「満足」が70.1%、「不満」が29.9%という結果となった。
満足と回答した人からは、「時々、通信品質が悪くなる場合があるが、会議を進める上ではそれほど支障がない」「会議において映像も音声も特に問題なく使用しているため」といった日常業務に問題なくフィットしているという意見が多く寄せられた。
また、「支店出張がなくなった」「海外との会議に有効に活用できている」「一同に集まらなくても会議ができるようになり、時間的にも費用的にも大きな効果があった」といった実際の効果に関する声も聞かれた。その他、「年配の方でも直観的に操作できる分かりやすいインタフェース」といった使う人を選ばない操作性に関するコメントも寄せられた。
不満と回答した人からは、「海外拠点とやりとりする際に、ビデオ会議とWeb会議ともに品質が非常に悪い(音声や画像が切れる)」「接続するまでに時間がかかる。映像がきれいではない。マイクまでの距離があると音声がうまく伝わらない。音質が悪い」といった、音声や画質に関する意見が数多く見受けられた。
その他、「東京〜関西間の出張を減らし、費用削減のために遠隔会議を導入したはずが、会議のための出張が全く減っていないので、意味がない」といった目的が果たせていないという声や、「グループ外へのネットワーク接続が禁止されているため、グループ外との会議ができない」といった接続拠点の制限といった会議システム以外の問題に対する不満も聞かれた。
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