企業向けノートPC&モバイルPCの利用状況(2014年)(2/5 ページ)
IT担当者376人を対象に、企業向けノートPC&モバイルPCについて調査を実施。PCタイプ、リプレースのきっかけなどの実態が明らかに。
企業ノートPC&モバイルPC、リプレースの目安
次に、「企業向けノートPC&モバイルPCの導入単位」について尋ねた。その結果、「全社導入」が52.5%、「部門導入」が47.5%だった。この結果を従業員規模別で見たところ、「全社導入」においては、100人以下の中小企業で44.0%、101人〜1000人以下の中堅企業で48.3%、1001人以上の大企業で64.2%と、従業員規模が大きくなるにつれ割合が大きくなる傾向にある。
さらに、「現在使用している企業向けノートPC&モバイルPCを直近で導入した時期」について尋ねたところ、「2014年4月〜9月」が24.0%、「2012年3月以前」が12.6%、「2013年10月〜2014年3月」が11.7%、「2014年10月以降」が10.1%、「2013年4月〜9月」が5.3%と続いた。
また、関連して、「企業向けノートPC&モバイルPCの新規導入からリプレース導入検討までの平均的なサイクル」を聞いたところ、「5年」が36.6%、「4年」が23.5%、「3年」が18.0%、「6年以上」が14.2%、「1年未満」が5.5%、2年が「2.0%」と続いた。
前述したように、直近の導入時期が「2012年3月以前」と回答した人が1割以上で、2015年中には少なくとも3年以上が経過することから、リプレースタイミングが訪れる可能性が高いことが予想される。
また、少数ではあるが、サイクルが「1年未満」や「2年」と回答する企業も存在したことから、2014年、2013年に導入した企業においても短期間でのリプレースが行われるケースも想定される。さらに、2015年後半には、新OSのWindows 10が発表予定といわれており、PC入れ替えのタイミングの1つとなるものと期待される。
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