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データセンターの利用状況(2014年)IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)

IT担当者341人を対象にデータセンターの利用状況の調査を実施。利用率は2年前と比べ約10ポイント増加するなど、現状が明らかに。

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国内データセンターの利用率100%、海外は欧米からアジアにシフト

 次に、データセンターの設置場所について尋ねた(複数回答可)。データセンターを利用中と回答した全員が「日本」のデータセンターを利用しているものの、海外のデータセンターを併用する人もいて、「欧米」が3.6%、「アジア」が2.9%と続いた(図3-1)。

 また、今後利用予定と回答した人は、「日本」が98.7%、「アジア」が8.9%、「欧米」が6.3%と続く結果となった(図3-2)。2014年に入り、大手海外ベンダーの日本国内でのデータセンター設置が相次いでおり、利用予定と回答した人も約99%が「日本」と回答している。データセンターの設置場所は国内志向に変わりはないようだ。一方、海外については、近くて安価が特長なアジアが視野に入りやすくなっているようだ。

 ちなみに、安価志向の傾向が見られるデータセンターだが、ここでサービスの1つであるIaaSの月額利用料金についても尋ねてみた。その結果、現在IaaSを利用している人は1位が「10万円以上」で40.8%、2位が「従量課金制」で26.5%、同率3位が「5000円未満」と「5万円〜10万円未満」で10.2%となった(図3-3)。

 一方、利用予定の人は、1位が「従量課金制」で34.4%、2位が「1万円〜5万円未満」で25.0%、同率3位が「5000円〜1万円未満」と「10万円以上」で12.5%という結果となり(図3-4)、IaaSの利用料金は、従量課金制にシフトしている傾向が見られた。また、利用中の40.8%が「10万円以上」と回答していたが、利用予定では12.5%に下がっており、より安価な利用料金を求める傾向も見られた。

設置場所
図3 設置場所(利用中・利用予定)/月額利用料金 IaaS(利用中・利用予定)

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