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統合ログ管理ツールの導入状況(2015年):IT担当者300人に聞きました(3/5 ページ)
統合ログ管理ツールの導入状況を調査。差の開いた大企業と中小企業の導入率、変化するログの収集対象などの実態が明らかになった。
ログ収集の対象に変化、セキュリティ対策での活用を期待する傾向にあり
次に、統合ログ管理ツールを導入している人および今後導入を予定する人に、「ログ取得の対象」について聞いた。その結果、導入済みの人は、1位が「OS(Windows)」で66.7%、同率2位が「ネットワーク機器」「セキュリティ機器(ファイアウォールなど)」で45.0%、4位が「パッケージソフト」で40.0%、5位が「データベース」で36.7%と続く結果となった(図3-1)。
一方で導入予定の人は、1位が「セキュリティ機器(ファイアウォールなど)」で58.8%、2位が「ネットワーク機器」で52.9%、3位が「OS(Windows)」で50.0%、4位が「データベース」で47.1%、5位が「パッケージソフト」で22.1%となった(図3-2)。
今まではOS(サーバやPC)のログ収集が重視されていたのに対し、今後導入予定の企業ではセキュリティ機器のログを最も重視しており、2位にもネットワーク機器が上がっていることから、主にセキュリティ対策での活用を期待している様子がうかがえる。
また、「パッケージソフト」については17.9%も下がっており、優先度が低くなっていた。これは、企業が利用するさまざまなツールがクラウドサービスに移行していることも起因していると考えられる。
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