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無線LANの導入状況(2015年)IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)

461人を対象に「無線LANの導入状況」に関する調査を実施した。セキュリティを重視するも実際には不十分な企業が多いことが明らかになった。

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これから導入する規格は「11ac」、しかし前世代の「11g」「11n」も拮抗(きっこう)

 無線LANを「導入済み」もしくは「導入予定」と回答した企業に対して、「アクセスポイント数」「無線LANの規格」「接続可能な端末」を尋ねた。

 まず、アクセスポイント数について。既に導入している企業では「2〜5台」が22.8%と最も多く、以下「31台以上(20.2%)」「1台(13.9%)」となった。また、これから導入する予定の企業でも「2〜5台」が19.8%と最も多く、以下「31台以上(17.4%)」「6〜10台(10.5%)」という結果になった。

 次に、無線LANの規格について見てみよう(図4)。導入済み企業では「IEEE 802.11g」が62.0%で最も多く、「IEEE 802.11n(48.6%)」「IEEE 802.11b(42.4%)」「IEEE 802.11a(37.6%)」と続いた。ギガビットWi-Fiとも呼ばれ、2013年から国内でも利用可能となった最新世代の「IEEE 802.11ac」も16.1%と割合は小さいものの導入が進んでいることが分かった。

 一方で、これから導入しようとする企業では「IEEE 802.11ac」が55.3%と最も高い数字となった。だが、前世代の規格である「IEEE 802.11g(52.6%)」「IEEE 802.11n(50.0%)」も(きっこう)している。

利用中/利用したい無線LANの規格(導入済み・導入予定)
図4 利用中/利用したい無線LANの規格(導入済み・導入予定)

 さて、無線LANにどのような端末を接続しているのだろうか。導入済み企業では「ノートPC(94.0%)」が圧倒的に多く、「スマートフォン(43.7%)」「メディアタブレット(41.0%)」「デスクトップPC(23.5%)」「プリンタ(14.6%)」と続いた。導入予定企業でも「ノートPC」が85.7%と高い割合を見せ、「メディアタブレット(54.8%)」「スマートフォン(35.7%)」などのスマートデバイスの活用を期待しているところが多いようだ。

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