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UPSの導入状況(2015年)IT担当者300人に聞きました(1/5 ページ)

IT担当者346人にUPSの導入状況を調査した。導入率は72.6%と高いが、必要性を感じない企業が増加傾向にある。

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 キーマンズネットでは、2015年6月10日〜6月17日にかけて「UPS」に関するアンケートを実施した(有効回答数346件)。回答者の顔ぶれは、情報システム部門が全体の46.8%、一般部門が53.2%という構成比だった。

 今回、聞いたのはUPSの「導入状況」や「サーバ以外の設置対象機器」「満足度」「重視ポイント」など、UPSの利用状況を把握するための質問だ。その結果、UPSの導入率は72.6%と多くの企業が利用していることが分かったが、加えて必要性を感じない企業が増加傾向にあることも明らかとなった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので事前にご了承いただきたい。

7割の企業で導入済みも、大企業でUPSの「不要派」が増加

 はじめに、UPSの導入状況について尋ねたところ、「既に導入済みである(追加・リプレース検討なし)」が61.6%、「既に導入済みである(追加・リプレース検討あり)」が11.0%、「新規で導入を検討している」が0.9%、「必要性を感じるが導入時期は未定」が6.6%、「導入の必要性を感じない」が19.9%となり、まとめると、追加・リプレース検討の有無を含めて「導入済み」が72.6%、「未導入」が27.4%という結果となった(図1)。

 約2年前(2013年12月)に実施した調査と比較すると、導入率に大きな変化はないものの、「導入の必要性を感じない」と回答した企業が1年半前の14.9%から5ポイント増加した。中でも、1001人以上の大企業では、前回14.4%が「導入の必要性を感じない」と回答していたのに対し、今回は26.7%と12.3ポイント増加した。これは、データセンターやクラウドの利用が進んだことにより、自社でサーバを所有しないスタイルが増加したことが影響しているものと思われる。

UPSの導入状況
図1 UPSの導入状況

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