クライアントPCとタブレット端末の導入状況(2015年):IT担当者300人に聞きました(4/5 ページ)
企業におけるクライアント端末に関する導入実態調査を実施した。リリースされたばかりのWindows 10の導入意向についても尋ねた。
もしもWindows 10を使うなら、「デスクトップPC」が3割でトップ
Windows 10は、利用用途に応じて主に6つのエディションが展開される。個人向けの「Windows 10 Home」、ビジネス利用にも対応する「Windows 10 Pro」、中堅から大企業向けにセキュリティを強化した「Windows 10 Enterprise」、スマホなどの小型モバイルデバイス向けの「Windows 10 Mobile」、同じくモバイルデバイス向けでビジネス利用を想定した「Windows 10 Mobile Enterprise」、そして教育市場向けの「Windows 10 Education」だ(このほか、IoT機器向けの「Windows 10 IoT Core」など組み込み向けも用意される)。
そこで、Windows 10を「導入済み」もしくは「導入予定がある」と回答した人に、どのエディションを選択するのかを複数回答方式で尋ねた(図4)。すると最も多かったのは「Windows 10 Pro」(80.2%)で、次いで「Windows 10 Enterprise」(31.7%)、「Windows 10 Home」(13.5%)、「Windows 10 Mobile Enterprise」(8.7%)と続いた。
また、Windows 10搭載端末を新規導入する場合、最も利用してみたい端末のタイプも聞いた。こちらは「デスクトップPC」が30.7%で最も多く、「ノートPC(画面サイズ15インチ以上)」が26.1%、「モバイルPC(画面サイズ15インチ未満)」が25.5%という結果になった。
「タブレット端末」(11.1%)や「2 in 1端末」(2.6%)といった回答は少数派で、上記のエディション調査とともにモバイルデバイスでの利用意向はそれほど高くないことが推測できる。ちなみにマイクロソフトは「モバイルファースト、クラウドファースト」を戦略として掲げているが、その浸透はこれからといったところだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.