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コミュニケーションツールの導入状況(2015年):IT担当者300人に聞きました(3/4 ページ)
347人を対象に導入状況を調査した。ツールによって導入率が極端に異なる中、大企業、中小企業の抱えている問題が明らかになった。
1001人以上の企業では「生産性向上」への期待が約98%
ところで、コミュニケーションツールの導入に際して「期待する効果」は何だろうか。複数回答方式で聞いたところ、最も高い数字となったのは「チームメンバーの生産性向上」(61.6%)だった(図3)。小差の2位に「ノウハウの蓄積ができる」(58.8%)が入り、「意思決定や業務のスピード向上」(49.4%)、「意思決定、作業プロセスの履歴が取れる」(44.7%)と続いた。
従業員規模が1001人以上となる大企業では、全ての回答において全体値よりも10ポイント以上高い数字となっており、特に「チームメンバーの生産性向上」は97.6%、「ノウハウの蓄積ができる」は80.0%という結果になっている。従業員規模が大きくなれば、拠点をまたがってプロジェクトを推進するケースも想定されるため、大企業ほどコミュニケーションツールにかける期待が強いようだ。
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