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ストレージの利用状況(2015年)/後編IT担当者300人に聞きました(1/2 ページ)

300人を対象に「ストレージ利用状況」を調査。後編は利用環境や満足度、そして話題のフラッシュストレージ活用状況が明らかになった。

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 キーマンズネットでは、2015年11月11日〜11月25日にかけて、「ストレージの利用状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数:300件)。回答者の構成比は、情報システム部門が45.7%、一般部門が54.3%だった。

 前編では、オンラインストレージやクラウドストレージの「重視するポイント」「利用用途」など、オンラインストレージやクラウドストレージの利用状況を把握するための調査結果を紹介。その結果、全体で31.4%の企業が利用していることが明らかとなった。

 後編では、ストレージの「利用環境」や「満足度」や「不満理由」、そして今話題となっているフラッシュストレージの「導入状況」など、ストレージ全体の活用状況を把握するための質問を行った。フラッシュストレージは全体で4.7%しか導入されていないことが明らかとなった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

ストレージ環境で最も人気なのはNAS、しかしストレージ仮想化環境も注目度が高め

 はじめに、ストレージの利用環境を尋ねた。その結果、「導入済み(図1-1)」では1位が「NAS」で66.0%、2位が「テープ」で37.7%、3位が「ストレージ仮想化環境」で28.7%、4位が「SAN」で24.7%、5位が「DAS」で21.6%と続いた。そして「導入予定(図1-2)」では1位が「ストレージ仮想化環境」で14.7%、同率2位が「NAS」と「SAN」で4.6%、4位が「テープ」で2.6%、5位が「DAS」で2.3%と続いた。

 ここで「ストレージ仮想化環境」に注目すると、「導入済み」が3位(28.7%)だったのに対して、「導入予定」では1位(14.7%)との結果に。一方、「NAS」は「導入済み」が1位(66.0%)だったのに対して、「導入予定」では2位(4.6%)だった。

 この内容から、ストレージ製品単体で見れば目立った差別化ポイントはないものの、新規導入を行うに当たっては、コスト削減やBCP対策の手段として注目を集めている「ストレージ仮想化環境」を検討している企業が増えつつあることが、今回の結果に反映されているようだ。

図1 ストレージの利用環境(複数回答)
図1 ストレージの利用環境(複数回答)

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