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情報システム関連の資格取得状況(2015年)/後編IT担当者300人に聞きました(1/2 ページ)

308人を対象に情シス関連の資格状況を調査した。資格未保有者に対し、必要性や持たない理由、そして資格支援制度を尋ねた。

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 キーマンズネットでは、2015年12月9日〜21日にかけて、「情報システム関連の資格取得状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数308件)。回答者の構成比は、情報システム部門が46.1%、一般部門が53.9%だった。

 後編で聞いたのは、情報システム関連の資格を保有していない人に対して「資格の必要性」や「資格を持たない理由」、そして「会社の資格支援制度」など、資格状況を把握するための質問だ。その結果、全体の67.6%が資格を必要としていないことが明らかとなった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。

情報システム関連の資格を持たない理由は「必要性がないから」

 はじめに「実務で生かすことのできる情報システム関連の資格を所持していない」と回答した人を対象に、実務での資格の必要性を尋ねた(図1)。その結果、「必要性を感じない」が67.6%、「必要性を感じているが、資格取得のための勉強はしていない」が27.3%、「必要性を感じており、資格取得のために勉強している」が5.0%だった。

 資格を取得しない具体的な理由として、「時間がないから」(63.4%)、「学習(受験)にコストが発生するから」(53.8%)とする回答も一定数あった。

 「必要性を感じている」と回答した人に、具体的にどのような資格を検討しているかを尋ねると、「初級システムアドミニストレータ」「ITコーディネーター試験」「ITパスポート試験」「情報セキュリティアドミニストレータ」といった回答があった。IT関連ではないが「TOEIC」という回答も目立った。

 業種別に見ると、IT製品関連業では特に情報セキュリティアドミニストレータの割合が、一方製造業や流通・サービス業全般では、初級システムアドミニストレータの割合が高くなっていることが分かった。

実務での資格の必要性
図1 実務での資格の必要性

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