企業向け「名刺管理ツール」の基礎知識、社内に眠った情報資産を宝に変えるには？：IT導入完全ガイド（5/5 ページ）

日本においてビジネスに欠かせない「名刺」。長らく名刺は受け取った社員個々で管理するのが一般的だった。名刺を企業内で有効に使える情報として活用する「名刺管理ツール」が注目される。

[二瓶 朗，グラムワークス]

スマートフォン連携はマスト機能

　スマートフォン、タブレットのようなスマートデバイスが普及したことにより、名刺管理ツールもスマートデバイスで活用できるようになってきているのは当然の流れだろう。名刺管理ツールの多くはiOS、Android OS向けの独自アプリを無償提供し、PCで利用しているID＋パスワードでそのままログインして利用できるため、BYODで自分のスマートフォンを業務で使うケースなどでは使い勝手が良いだろう。また、データ化のためにスマートフォンアプリから名刺を撮影することも一般的になっている。

図16　PC版と同じ使い勝手のSansanのスマホアプリ（出典：Sansan）

図17　データ化・登録 専用アプリから名刺を撮影してデータ化、登録できる（出典：Sansan）