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笑顔じゃないと「出禁」になる? クラウド型勤怠管理ツールの選び方IT導入完全ガイド(4/4 ページ)

多様な労働形態に対応し、勤務状況をリアルタイムに把握する勤怠管理ツールも種類が豊富だ。導入済みの勤怠管理ツールを更新するかリプレースするか、はたまた新規導入か使い分けか。ツールの選定ポイントを紹介する。

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タブレットをタイムレコーダー代わりに利用、カメラ画像で「笑顔認証」も可能

 タブレットそのものをタイムレコーダー代わりに活用することも可能だ(図7)。内蔵カメラを打刻時に利用することにより、打刻者の顔データを取り込み、勤怠データとひも付けて参照することもできる。管理者がどこにいても従業員の顔を見ながら勤務状況を参照でき、表情などから健康状態の悪化を察知することもできなくはない。もちろんこの機能はモバイルからの打刻でも利用可能なので、打刻を視認できない環境でも不正打刻を防ぐ効果がある。

図7 タイムレコーダー代わりにタブレット
図7 タイムレコーダー代わりにタブレット(出典:プラグラム)

 さらに面白い機能としては”笑顔を3秒間キープすれば認証”する「笑顔認証」機能を備えるツールもある。出勤時にタブレットのカメラに向かって口角を上げて笑顔を作ると本人認証が行われ、出勤打刻が実行される仕組みだ。一種の遊びのようだが、出勤時のモチベーションアップ効果を期待している(図8)。


図8-1
図8-1 打刻時のカメラ撮影データの参照
図8-2
図8-2 笑顔認証機能。笑顔を3秒キープすると認証される

スマートフォンの位置情報をひも付けて管理

 スマートフォンのGPSによる位置情報を打刻時に取得することができるのも最新SaaSの付加価値の1つだ。直行、直帰が普通のモバイルワーカーが本当にその時間にいるべきところにいるのかを、管理者が確認できるのが良いところ。近年ではSFAツールにも盛り込まれている機能だが、勤怠管理にも生かせる(図9)。

図9 位置情報を加えて勤怠情報を管理
図9 位置情報を加えて勤怠情報を管理(出典:アマノビジネスソリューションズ)
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