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笑顔じゃないと「出禁」になる? クラウド型勤怠管理ツールの選び方:IT導入完全ガイド(3/4 ページ)
多様な労働形態に対応し、勤務状況をリアルタイムに把握する勤怠管理ツールも種類が豊富だ。導入済みの勤怠管理ツールを更新するかリプレースするか、はたまた新規導入か使い分けか。ツールの選定ポイントを紹介する。
勤怠管理システムの見直し、導入でこんな機能も利用可能に
最新勤怠管理ツールが打刻端末としてスマートデバイスを利用可能にし、またWeb対応でPCやタブレットの標準ブラウザでの管理操作も可能になったことで、今までになかった管理方法が可能になっていることにも注目したい(図2)。管理用のPCさえも導入不要になる。
特に利用価値が高いのが、小規模の店舗などの事業場での利用である。初期投資を抑えながら勤怠管理ができるほか、従業員からの申告をスマートフォンから受け付けてシフト登録(図3、図4)したり、計画・実績管理や人件費コスト概算を行ったりすることも可能だ。手軽に利用できることから、特別なトレーニングや知識の必要がない機能限定型のSaaSが好まれるようだ。
タブレットを利用するPOSレジシステム「スマレジ」から派生した勤怠管理ツールでは、少人数での利用を前提にした使いやすいサービスが無償で提供されている。
「シフト管理機能」はSaaSに限らず勤怠管理ツールの多くに備えられている。多忙な事業場では管理者が残業してシフト作成と実績管理に追われることが多いはず。管理者の負荷を軽減するために確認しておきたい機能だ。なお、ツールによって対象とする従業員数の規模が異なり、操作性や柔軟性、管理・分析のためのレポート機能などが違うので、利用する場合にはよく確かめたい(図5、6)。
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