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営業部門が抱える課題とITの活用状況(2016年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員459を対象に調査した。「営業部門が営業力を強化する上で抱える課題」や「営業部門が今後実施する予定の対策」などが明らかになった。
営業部門独自のIT予算、5割が「ない」と回答
最後に、「営業部門独自のIT予算の有無」について聞いた。「ある」の割合が全体の14.6%に対し「ない」の回答は52.1%に上り、半数以上の企業で営業部門独自の予算がないことが分かった。また、100人以下の中小企業では、その比率は70.3%にも上っている。
「ある」と回答した企業は100人以下の企業では5.4%であるのに対し、1001人以上の企業では21.4%と約4倍の比率だった。規模が大きい企業ほど、導入を判断できる人材がいることや、営業部門で独自に利用・導入できるツールが増えていることなども背景にありそうだ。一方で業種別ごとの比率では、IT製品関連業だからといって予算がある比率が高いわけではない状況が明らかとなった。
前編である本稿では、営業部門が抱える課題とITの活用状況についてレポートした。後編では「営業部門で『ワークスタイル変革』への取り組みを行っているかどうか」「社外から社内システムへのアクセスは許可されているかどうか」「IT製品に関する情報収集源」などについてレポートする。
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