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ソフトウェア定義型ストレージ(SDS)の利点とは?KeyConductors(3/3 ページ)

SDSを分かりにくくしている理由の1つは、製品によって特性や用途が異なっている点だ。ITインフラの運用管理へのアプローチに注目するとスッキリする。

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データ量が多ければ多いほどコストメリットは高まる

 ファルコンストアジャパンでは、FreeStorでコスト面でのメリットが得られるデータ量の分岐点は、およそ100TB以上だとしている。運用効率の向上や調達コスト削減が強みであるため、管理対象のデータやストレージがあればあるほど、効果が大きくなる。

 ファルコンストアジャパン社長の森本雅之氏は「1PBのデータを扱っているある企業では5カ月で投資回収を完了した事例もある」と説明する。

 さまざまなデータを活用しようという機運は大手企業だけでなく、先進的な中堅中小企業でも進んでいる。データを資産として獲得・運用する企業では、事業規模や従業員数によらず、このしきい値を超える可能性もあるとしている。

 同製品は、同社パートナー経由での販売の他、OEM提供も行われている。同社パートナー企業経由では日本国内で既に3社が導入ないし導入予定となっている。この他、2016年内には、既に導入検討を進めている企業で本稼働に入るものが出てくる予定だという。

 森本氏は2016年度の日本国内での事業計画として、ユースケースが増えてきたCDP、OBD製品を中堅・中小企業にも展開していく予定。FreeStorについてはハイパースケール型の機能強化も予定している。

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