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メール誤送信防止システムの導入状況(2016年)/後編:IT担当者300人に聞きました(3/4 ページ)
キーマンズネット会員373人を対象にメール誤送信防止システムの導入状況を調査した。後編では「導入状況」「重視ポイント」「満足度」などが明らかになった。
導入後の満足度は「安定性、可用性」を重視するIT関連外の製造業でやや低め
最後に、「メール誤送信防止システム導入後の満足度」について聞いた(図3)。その結果、「とても満足している」が14.3%、「まあ満足している」が65.4%、「やや不満がある」が16.5%、「とても不満がある」が3.8%となり、まとめると全体で「満足」が79.7%、「不満」が20.3%という結果となった。
実際にフリーコメントを見てみると、「とても不満がある」とした回答者の意見として「社外が含まれていても、ポップアップが出るだけで、送信ボタンを押せば送信できてしまう」「メールドメインの社内外区別だけでは意味がない」「通信内容に関係なく同じ手続きが要求される。慣れによるミスが心配である」などが見受けられた。
これらの他に、「やや不満がある」との回答者からも、「確認しても見落としがある」「うっかりミスまでの防止対策にはなっていない」「チェック機能だけでは、誤送信リスクに対する意識を高めることしかできない」といった意見が寄せられている。総じて、各人の「使い方」によって有効性に大きな差が出てしまうことがうかがえた。
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