社内SNS、ビジネスチャットツール、オンラインストレージの導入状況(2016年)/前編:IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)
キーマンズネット会員308人を対象にアンケート調査を実施した。社内SNSとビジネスチャットの導入状況が明らかになった。
キーマンズネットでは、2016年3月28日〜4月15日にかけて「社内SNS、ビジネスチャットツール、オンラインストレージの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数308人)。回答者の顔ぶれは、営業部門が全体の52.3%、情報システム部門が27.5%、全社・事業部スタッフ部門が20.3%、製造・関連部門が19.8%という構成比だった。
前編では、「社内SNS」と「ビジネスチャットツール」の導入状況に焦点を当て、その実態を明らかにする。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
社内SNSとビジネスチャット利用の分かれ目は、「ノウハウの蓄積」か「会議削減」
まず、「社内SNSで利用中・利用予定の業務内容(利用目的)」を上位3つまで選んでもらったところ、全体では以下のような結果となった。
「社内SNS」と「ビジネスチャットツール」それぞれの順位を見比べると、1位と2位の項目は同じだが、「社内のノウハウ共有・蓄積」は社内SNSでは3位(57.6%)であるのに対し、ビジネスチャットツールでは6位(18.8%)で38.8ポイントの差があった。
「グループチャットによる会議削減」は社内SNSが5位(21.2%)に対し、ビジネスチャットツールの方が高く3位(47.1%)で25.9ポイント差。「音声・ビデオ通話」についても社内SNSが9位(4.7%)に対し、ビジネスチャットツールの方が高く5位(24.7%)で20.0ポイント差といった違いが見られた。これらを整理したのが下記だ。
「社内SNS」と「ビジネスチャットツール」のいずれかの導入を検討する場合、「社内のノウハウ蓄積」と「チャットによる会議や、音声・ビデオ通話」のどちらが優先されるのかで選択が分かれる傾向があるといえそうだ。
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