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社内SNS、ビジネスチャットツール、オンラインストレージの導入状況(2016年)/後編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員308人を対象にアンケート調査を実施した。オンラインストレージの導入状況が明らかになった。
オンラインストレージへの満足度は高いものの、容量や期間の制限に不満の声
最後に、「企業で指定された有料・無料サービスを利用している」とした回答者に「利用されているオンラインストレージの満足度」を聞いてみたところ、「とても満足している」と「まあ満足している」を合わせた「満足」が、全体では82.8%を占めた。
「やや不満がある」と「とても不満がある」は少数派といえるが、具体的な不満点をフリーコメントから探ってみると「契約容量が少なくすぐに上限に達してしまう。また、アカウントの有効期限があり、使いたい時に利用できない」といった声や、「独自仕様のオンラインストレージのため、顧客が使用する場合に、抵抗がある」といった社外とのやりとりに懸念を感じている声が上がった。
社内外とのファイル共有を中心に利用されるオンラインストレージだが、契約内容がユーザーのニーズに合っていない場合、本来の目的を十分に果たすことができず不満につながっているようだ。
メールでのコミュニケーションにおける課題解決にはさまざまなツールが提供されているが、それぞれ使いやすさや社員への定着、セキュリティ、業務への影響などさまざまな課題もある。今後ツールの導入を検討されている企業では、今回の調査結果を自社に最適なツールの選択に役立ててほしい。
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