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SCMの導入状況(2016年)/前編IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)

キーマンズネット会員368人を対象にアンケート調査を実施した。サプライチェーン管理(SCM)ツールの利用状況が明らかになった。

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実績値を基にした実行計画見直しを行っていない組織がほとんど

 情報共有の頻度は「月に一度」という回答者が多かったが、それでは、サプライチェーン情報や販売情報、財務情報などを共有した上で、実績情報に即した実行計画の見直しが行われているかどうかを聞いた。

 驚くべきことに「見直していない」が27.4%で最多となっており、以下順に「半年に一度」が16.7%、「月に一度」が15.2%、「3カ月に一度」が13.4%と続き、「週に一度」と「毎日」はともに5%を下回っている。

 また、「見直していない」の割合には企業規模による違いはほとんど見られない結果となった。しかしながら、「毎日」「週に一度」「月に一度」の合計で見てみると、大企業が31.1%、中堅企業が20.4%、中・小企業が17.2%という順となっていた。

サプライチェーン情報を基にした実行計画の見直しをどのくらいの頻度で実施しているか
図4 サプライチェーン情報を基にした実行計画の見直しをどのくらいの頻度で実施しているか

 前編では、SCMの導入状況について「サプライチェーン情報と財務情報はどの程度連携しているか」「サプライチェーン管理部門と他の部門とはどのくらいの頻度で数量や財務情報を報告・共有しているか」などをレポートした。後編では、より具体的に「サプライチェーン管理における問題点」「導入済みのSCMの満足度」「SCMで採用したい機能」などについてレポートする。

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