特集
SFAの導入状況(2016年)/前編(3/3 ページ)
キーマンズネット会員335人を対象にアンケート調査を実施した。SFAの導入に当たり、営業部門が抱えている課題やシステムの導入形態が明らかになった。
SFAの「自社開発」に手詰まり感がある
最後に「導入済み」と回答した人にSFAの導入形態を、「新規で導入を検討している」または「必要性を感じているが導入時期は未定」とした回答者を導入予定の人とし、SFAの導入形態(予定)をそれぞれ聞いた。
SFAの導入形態について導入済みの人に聞いたところ、「自社開発」が36.8%、「パッケージ」が33.3%、「SaaS」が25.3%、「その他」が4.6%という順であった(図3-1)。対して、導入予定の人は「パッケージ」と「SaaS」がともに41.5%、「自社開発」が9.2%、「その他」が7.7%という順になり、「自社開発」が大幅に減る一方「SaaS」が16.2ポイント増、「パッケージ」が8.2ポイント増と支持を集めた(図3-2)。
フリーコメントの中には、「これまで自社開発でやってきた結果、いろいろと手詰まりのところがあり、カスタマイズできる製品で費用的に合えば購入を検討したいと考えている」という意見も見られ、自社開発するよりも、投資効果を期待でき、カスタマイズ可能であれば、SaaSやパッケージを導入すればよいといった考え方が主流になってきている様子がうかがえる。
前編では、SFAについて「営業の抱える課題」「SFAの導入状況」「導入の形態」などをレポートした。後編では、より具体的にSFAの「導入後の活用状況」「導入の目的」「導入のきっかけとなった部門、選定を行った部門」などについてレポートする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.