検索
特集

統合運用管理ツールの導入状況(2016年)/後編IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)

キーマンズネット会員271人を対象にアンケート調査を実施した。統合運用管理ツール導入時に重視したポイントが明らかになった。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

重視ポイントは「導入コスト」「サポート体制の充実」を追う傾向が強まっている

 次に、導入済みと導入予定それぞれの回答者に、導入時に重視するポイント1位から3位までを選んでもらう形で聞いた。

 1〜3位の合計では、導入済みで「導入コスト(59.4%)」「サポート体制の充実(51.6%)」「運用コスト(45.3%)」「信頼性・安定性(40.6%)」の順であったが(図2-1)、導入予定では「導入コスト(68.8%)」「運用コスト(51.3%)」「サポート体制の充実(35.0%)」「操作性(35.0%)」の順となった(図2-2)。

 導入予定は導入済みより「導入コスト」「運用コスト」「操作性」「カスタマイズのしやすさ」を重視する割合がかなり増えている一方で、「サポート体制の充実」や「信頼性・安定性」「管理対象との相性」を重視する割合が大きく減っている。

 また、2014年調査時の結果と比べると、導入済みは「導入コスト」「運用コスト」と「サポート体制の充実」の両方を強く求めるようになった一方で、「操作性」を望む声は減少していることが分かる。

 導入予定では、「導入コスト」「サポート体制の充実」「カスタマイズのしやすさ」が増加、「運用コスト」「信頼性・安定性」は横ばい、「操作性」が減少している。

 総じて、2014年調査時との変化という点では、「導入済み」か「導入予定」にかかわらず、「導入コスト」「サポート体制の充実」を望む声が高まり、「操作性」の重視度合いが低下していることになる。以前に比べて、使い勝手よりもサポートが重要視されているのは、人手不足が原因で不慣れな方が利用するケースもあり、そのときのためにサポートでカバーしてもらいたい、といったニーズもありそうだ。

「統合運用管理ツール」導入時に重視した(重視する)ポイント
図2 「統合運用管理ツール」導入時に重視した(重視する)ポイント

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る