特集
IT資産管理ツールの導入状況(2016年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員297人を対象にアンケート調査を実施した。利用中のPCのOSのバージョンなどが明らかになった。
導入目的は「セキュリティ・情報漏えい対策」「個人情報保護法対策」が大幅に伸張
最後に、IT資産管理ツールを導入済みとした人、導入予定とした人それぞれにIT資産管理ツール導入の目的を聞いた。
導入済みの回答者は「IT全般統制(60.7%)」「IT資産の管理手間削減(51.0%)」「セキュリティ・情報漏えい対策(46.9%)」「ライセンス管理によるリスク回避(37.2%)」の順で上位を占め(図4-1・2)、導入予定の回答者は「IT資産の管理手間削減(64.3%)」「セキュリティ・情報漏えい対策(63.1%)」「IT全般統制(53.6%)」「ライセンス管理によるリスク回避(38.1%)」の順で上位を占めた。
導入済みと導入予定とを比較すると、4位までの項目は変わらないが、導入済みに比べて導入予定では「セキュリティ・情報漏えい対策」が16.2ポイント増、「個人情報保護法対策」が15.9ポイント増、「IT資産の管理手間削減」が13.3ポイント増と大きく伸びている。
また、2013年調査時と導入済みの回答者の結果を比べてみると、上位2項目「IT資産の管理手間削減」「IT全般統制」の順位と割合が入れ替わっているなど、「IT資産管理ツール導入の目的」が変化してきている様子がうかがえる。
前編では、「IT資産管理ツールの導入状況」や「利用中のクライアントPCのOS」、導入済みおよび導入予定の「IT資産管理ツールのタイプ」「IT資産管理ツール導入の目的」をレポートした。後編では「管理端末」や「利用する機能」「重視するポイント」「導入しない理由」についてレポートする。
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