特集
ファイルサーバの利用状況(2016年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員381人を対象にアンケート調査を実施した。ファイルサーバの利用率や満足度など利用実態が明らかになった。
直近のリプレースの予定は15.2%、資産償却に併せたリプレースを継続
最後に、全員に「直近でファイルサーバを導入またはリプレースする予定があるかどうか」を聞いた(図3)。全体では、「導入しているがリプレースは予定していない」が46.1%、「新規の導入予定はない」が36.5%、「リプレースを予定している」15.2%、「新規に導入を予定している」2.2%の順となった。
フリーコメントを見ると、リプレースを予定しない理由の多くは、「直近でリプレースしたばかり」「IT資産の償却期間がまだ残っているため」などで、しかるべき時期が来ればファイルサーバの見直しを進める前提があることが分かる。一方で、「長期的な方針が定まっていない」として、リプレースの方針が決まらないために現状維持を選択している回答者も見受けられた。
ここまでの調査からは、多くの回答者が、ファイルサーバには特にこだわりはなく「現状維持で利用できれば問題がない」と考えているように見受けられる。しかし、実際にはこだわりはないながらも、一定の不満を抱えている実態が明らかになっている。後編では、ファイルサーバ利用者の課題を深掘りして見ていく。
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