特集
ファイルサーバの利用状況(2016年)/後編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員381人を対象にアンケート調査を実施した。ファイルサーバに対する課題や不満点など利用実態が明らかになった。
約3分の2がリプレースではなく「拡張」で対応予定
次に、「直近でファイルサーバを導入またはリプレースする予定があるかどうか」に対して「導入しているがリプレースは予定していない」とした回答者(n=149)に、「導入しているがリプレースを予定していない理由」を聞いたところ、「現状のファイルサーバの拡張しか予定していないから(66.4%)」が大半を占めた(図2)。
一方で「代替ソリューション(クラウドストレージサービスなど)に乗り換える予定だから」は、少数派(2.7%)であった。この数年でActive Directoryなどのディレクトリサーバとの連携に対応した企業向けのクラウドストレージサービスが登場していることから、今後、乗り換えが増える可能性がある。継続して注目していきたい。
導入しているがリプレースを予定していない理由で「その他」を選択した回答者に、具体的な理由を聞いたところ、「会社の運用ルール(セキュリティなど)に合うファイルサーバが限られている」といったコメントが見られた一方で、「既にファイルサーバはプライベートクラウド上にある」「クラウドストレージを利用している」といったコメントが見られた。
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