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ファイルサーバの利用状況(2016年)/後編IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)

キーマンズネット会員381人を対象にアンケート調査を実施した。ファイルサーバに対する課題や不満点など利用実態が明らかになった。

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ファイルサーバの代替として関心度が高い「クラウドストレージ」

 最後に、全員に「ファイルサーバの代わりに使ってみたいサービス(複数回答)」を聞いた(図3)。飛び抜けて多いものはなかったが、「OneDriveやGoogle Docsのようなオフィス文書作成ツールと連携できるオンラインストレージ(28.8%)」「グループウェアや社内SNSなどのファイル共有機能(28.2%)」「プライベート型のクラウドストレージ(28.2%)」「Box for BusinessやDropbox businessのような法人向けクラウドストレージサービス(27.9%)」の4つが、4分の1以上の回答者の支持を得た。

 また、この結果と関係の深いフリーコメントとして、「クラウドストレージの信用性が検証できない」「既存ファイルサーバに社外からセキュアにアクセスする方式を使ってみたい」があった。今後、OneDrive や Box for Business の利用度が上がっていくかどうか、注目点だろう。

ファイルサーバの代わりに使ってみたいサービス(複数回答)
図3 ファイルサーバの代わりに使ってみたいサービス(複数回答)

 前編では、多くの回答者が何らかの形でファイルサーバを使っていること、その多くがファイルサーバには特にこだわりはなく「現状維持で利用できれば問題がない」と考えていることが明らかになった。

 しかし、後編で詳細を見ていくと、容量制限や管理性、社外からのアクセス性などに不満を持っていること、多くがファイルサーバの見直しではなくリプレースではなく「拡張」で対応予定であること、ファイルサーバの代替としてはクラウドストレージに対する関心が比較的高かったことなどが明らかになった。

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