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ワークフローツールの導入状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)
キーマンズネット会員374人を対象にアンケート調査を実施した。ワークフローの運用状況や利用ツールなど実態が明らかになった。
キーマンズネットでは、2017年3月16〜28日にかけて「企業におけるワークフローツールの導入状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数374件)。
回答者の顔ぶれは、立場については「一般部門で主にユーザーとして利用する立場」が36.9%、「情報システム部門で主に導入・検討や運用に関わる立場」が30.7%、「顧客に販売するベンダー・SIerとしての立場」が25.1%という構成比だった。企業規模別では、従業員数が1000人を超える大企業が42.8%、同101以上1000人以下の中堅企業が38.0%、同100人以下の中小企業が19.3%となった。
前編では、「業務で扱う書類の種類」と「業務での書類の申請・回覧方法」「ワークフローツールの導入状況」および「満足度」を紹介する。なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値は丸め誤差により一致しない場合があることをあらかじめご了承いただきたい。
7割以上が「社内承認プロセスの査証に関わる書類」を取り扱う
最初に、「業務で扱う書類の種類(複数選択化)」を聞いたところ、全体では「受注・発注・納品などの商取引に関わる書類」が85.8%に上った(図1)。
次いで「契約書などの法務案件に関わる書類」が77.0%、「社内承認プロセスの証左に関わる書類」が75.7%だった。以降、「自社経理向けの提出書類」が69.5%、「会計・経理に関わる帳簿類」が63.6%と続くが、いずれも半数以上の回答者が扱っていることが分かる。
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