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ワークフローツールの導入状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員374人を対象にアンケート調査を実施した。ワークフローの運用状況や利用ツールなど実態が明らかになった。
5割超がExcel帳票印刷を実施
では、これらの書類を、どのように取り扱っているのだろうか。アンケートではこれら「書類の申請・回覧方法(複数選択)」を聞いた。
「導入済みのワークフローツールで申請する」が70.9%と多数を占める一方で、その次に多かった回答は「Excelなどのツールで書類を作成した後、紙に印刷して申請する(55.3%)」だった。大多数が何らかの場面でワークフローツールを使う一方で、過半数の回答者がExcel帳票と紙に頼った運用も継続していることが分かる。
さらに、「所定の用紙に手書きで記入し、申請している」という解答が29.7%と約3割も存在することも明らかになっている。
なお「ワークフローツールの導入状況」では、追加・リプレース予定を問わず「ワークフローツールを導入済み」とした回答者は71.7%だった。このうち、「追加やリプレースを検討している」とした回答者は10.2%、これに「導入検討中」「必要性を感じるが導入時期は未定」を合わせると29.7%が導入意思を持っていることが分かる。
さらに、従業員規模別で見ていくと、中堅規模の企業では「必要性を感じる」「新規に導入を検討している」とする回答者の割合が比較的高くなった。中小規模の企業では「必要性を感じる」との回答が多い一方で具体的に導入を検討しているとした回答者はゼロだった。
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