会議支援ツールの導入状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員607人にアンケート調査を実施した。社内会議の出席数や平均時間、会議に対する課題感など実態が明らかになった。
8割が自社の会議に課題を感じている
さて、回数が多い、長いなどと長年にわたり課題視されている会議ではあるが、現状はどうなのだろうか。「現在、自社の会議に課題を感じる部分があるか」と尋ねた。
「ある」の回答が79.5%、「ない」が20.5%となった。約8割の方が自社の会議に課題を感じている(図3-1)。
また、その課題を感じている部分について具体的な内容を聞いたところ、1位「会議が長い(無駄な時間が長い)」(69.1%)、2位「会議が多い(定例化する必要性の低いものや無駄な会議が多い)」(54.5%)、3位「会議参加者のスケジュール調整が難しい」(50.1%)、4位「会議前に資料が共有できない」(45.5%)、5位「会議をファシリテートする人間が居ない」(30.4%)、6位「会議に不必要な出席者が多い」(26.8%)と続いた(図3-2)。
上位2項目については、先ほど平均会議時間と出席会議数を聞いたが、1時間以上の会議を行う方が多かったり、週5回以上会議を行う方が3割ほどいたりと、「会議の量」が課題になっている。
さらに、3位以降の「会議の参加者のスケジュール調整が難しい」「会議前に資料共有ができていない」も4割以上と多い。会議前の準備についても多くの企業で課題感を持っているようだ。加えて面白いのは、6位の「会議に不必要な出席者が多い」が26.8%と4分の1以上に該当しているという点だ。あらためて、自身が会議に出席する必要性がどれほどあるのか、参加者を絞ることはできないかと見直してみるのも、業務改善への近道になるかもしれない。
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