特集
会議支援ツールの導入状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(3/3 ページ)
キーマンズネット会員607人にアンケート調査を実施した。社内会議の出席数や平均時間、会議に対する課題感など実態が明らかになった。
会議が改善できなかった企業は約4割
次に会議の効率化や改善を試みた経験について聞いた。その結果、「試みて効率化・改善できた」(26.7%)、「試みたが効率化・改善できなかった」(38.2%)、「試みたことはない」(35.1%)と回答は割れた(図4-1)。全体の64.9%が会議の効率化・改善を試みた経験があるが、そのうちの半数以上は改善に失敗していることが明らかとなった。
具体的にはどのような方法で会議の効率化・改善を試みたのだろうか。結果は「会議ルールの見直し」が65.1%と最も多く、次いで「会議時間・数の削減」(50.4%)、「ITツールの導入」(46.8%)、「会議のペーパーレス化」(38.9%)が続いた(図4-2)。「その他」(4.8%)と回答した方からは、「資料の事前配布と出席者の見直しを行った」「会議室を有料化した」といった声も挙がった。
しかし、図4-2で見られた方法も、その半数は失敗に終わっていると想定される。会議の改善に関しては難しい部分が非常に多いのが現実のようだ。後編では、会議の改善にITツールを活用した方を中心に、どのような取り組みがなされているかをレポートする。
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