業務用PCの利用状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)
キーマンズネット会員449人人にアンケート調査を実施した。業務で利用するPC端末のOSや買い替え頻度など実態が明らかになった。
キーマンズネットは2017年8月6〜21日にわたり、「業務用PCの利用状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数449件)。回答者の内訳は、情報システム部門(導入・検討や運用に関わる立場)は35.4%、製造・生産部門が14.9%、営業・販売部門が9.8%、経営者・経営部門が3.3%だった。
前編では、業務で使用する「PC端末」や「OS環境」「PCの買い替え頻度」などを調査した。使用するPC端末のOSでは「Windows 7」の利用者が約8割であった。回答者の29.2%が「次のサポート終了時期」を認識していないことなども見てとれる結果となった。
なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、事前にご了承いただきたい。
業務使用端末はノートPCが最多
はじめに、現在業務で使用しているPC環境について尋ねた結果、「職場で支給されているノートPCを利用している」が74.2%、「職場で支給されているデスクトップPCを利用している」が50.8%と多数で、その他「職場で支給されているタブレットPCを利用している(2in1を含む)」が10.5%、「職場に設置されている共有端末を利用している」が6.9%、「職場で支給されているワークステーションを利用している」が4.2%と続いた(図1)。
ほとんどの企業で職場支給のPCを使用しており、導入形態としては全体ではデスクトップPCよりもノートPCの利用率が高い結果となったが、従業員数100人以下の企業ではデスクトップPCの方が多かった。
また全体の1割ほど、流通小売業を中心に2in1を含むタブレットPCの利用も見られた。近年話題に挙がることの多かった「BYOD(Bring Your Own Device)」といった個人所有の端末を業務に利用しているケースは全体の1.3%と、わずかであった。
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