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業務用PCの利用状況(2017年)/前編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員449人人にアンケート調査を実施した。業務で利用するPC端末のOSや買い替え頻度など実態が明らかになった。
Windows 7ユーザーの約3割が「サポート終了時期」を認識せず
続いて、業務で使用している端末のOSについて尋ねた。
1位は「Windows 7」で80.4%、2位は「Windows 10」で34.7%、3位は「Windows 8/8.1」で13.1%と続いた(図2-1)。
8割の企業がWindows 7を使用しており、現段階でWindows 10を利用しているとした回答者は全体の3割程度にとどまった。特に従業員規模が小さめの企業ではWindows 10の導入が進んでいることが見て取れる。既にサポートが終了している「Windows XP(3.1%)」や「Windows Vista(0.7%)」を依然として利用している企業もわずかながら見受けられた。
次に、現在利用中のOSのサポート終了時期について、企業ではきちんと認識をしているかどうかを尋ねたところ、29.2%が「知らない」と回答する結果となった。
当然ながらベンダーによるOSのサポート期間が終了するとセキュリティ更新プログラムの提供や仕様変更などで正式なサポートが受けられず、危険な状態が続くことになるため相当の注意が必要だ。特に現在利用者が多かったWindows 7の延長サポートは2020年1月14日に終了してしまうため、いま一度、自社環境を確認し安全な移行計画を検討すべきだろう。
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