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業務用PCの利用状況(2017年)/後編IT担当者300人に聞きました(1/3 ページ)

キーマンズネット会員449人人にアンケート調査を実施した。業務PCのWindows 10移行プランや代替案など実態が明らかになった。

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 キーマンズネットは2017年8月6〜21日にわたり、「業務用PCの利用状況」に関するアンケートを実施した(有効回答数449件)。回答者の内訳は、情報システム部門(導入・検討や運用に関わる立場)は35.4%、製造・生産部門が14.9%、営業・販売部門が9.8%、経営者・経営部門が3.3%だった。

 後編では、業務で使用しているPC端末や業務アプリケーションのWindows 10への「移行予定」や「移行方法」「Windows 10への移行しない理由」などを調査した。中小企業を中心にPC端末や業務アプリケーションのWindows 10移行が進んでおり、過半数が「計画中」であることなどが見てとれる結果となった。

 なお、グラフ内で使用している合計値と合計欄の値が丸め誤差により一致しない場合があるので、あらかじめご了承いただきたい。

Windows 10移行、過半数が「計画中」

 はじめに、現在業務で使用しているPCのWindows 10への移行予定について尋ねた結果、「移行済み」19.4%、「移行予定・計画中」57.7%、「移行予定なし」22.9%となった(図1-1)。意外にも100人以下の中小企業では約3割の企業でWindows 10への移行が既に完了しており、反対に移行対象の端末が多いであろう中堅〜大企業においては、移行に掛かる労力や影響度の大きさが関係してか移行済み割合が低い傾向にあった。

 同様に、業務アプリケーション類のWindows 10対応予定についても「対応済み」が全体で26.3%であるのに対して、中小企業では37.6%と高い傾向となっている。業務PCにしても業務アプリケーションにしても、全体を通してWindows 10への「移行予定・計画中」が過半数を占める結果となった。

業務PCのWindows 10移行予定・業務アプリケーション類のWindows 10対応予定
図1 業務PCのWindows 10移行予定・業務アプリケーション類のWindows 10対応予定

 「業務用PCの利用状況(2017年)/前編」で紹介した通り、2020年1月14日に控える「Windows 7」の延長サポート終了を視野に、「Windows 10」への移行と業務用PCの買い替え、それらによる業務アプリケーション類の対応・改修を検討している企業が増えているようだ。

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