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利便性を諦めない、最新のモバイル管理ソリューションIT導入完全ガイド(2/4 ページ)

企業でのモバイルデバイスの利用が拡大する中、モバイルをいかに管理するか頭を悩ませることもある。モバイル管理ソリューションの現状を整理しつつ、有用な機能を紹介する。

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 ここからは、現在のモバイル管理ソリューションについて、企業のモバイル活用シーンに合わせて有用な機能を紹介する。

モバイルデバイスもノートPCも、1つの管理画面で全ての端末を管理

 企業でのモバイルデバイス利用を考えたとき、必然的に端末管理だけでなく、資産管理の視点が求められることになる。これまでのMDMでは、モバイルデバイスのみを対象に、全ての端末を管理できるというのがポイントであり主流だった。

 現在では、資産管理の面でさらに利便性が向上している。例えばモバイルデバイスだけでなく、Windows PCも含めて、1つの画面で全てのデバイスを管理できる機能を提供する製品がある。管理者にとっては、利便性の高い機能だ。

 この他、ネットワークにつながっているIP端末を自動検出し、事前に登録済みのデバイス情報と突き合わせて、管理画面上にマッピングして表示する機能もある。自動検出したデバイス情報を、資産管理台帳に反映するという使い方も可能だ。

 管理者が、端末を1台1台登録する手間が省けることもうれしい。この機能によって「今ネットワークに接続されているデバイスが正規のものかどうか」を、自動でチェックでき、セキュリティ対策にもつながる。

図1 ネットワーク上のIP端末を自動検出し、一覧でマッピングするイメージ図
図1 ネットワーク上のIP端末を自動検出し、一覧でマッピングするイメージ図(出典:オプティム)

 モバイル端末管理においては、ユーザーが勝手に端末を初期化し、管理下から外してしまう問題もある。端末が管理から外れれば、危険なアプリのダウンロードが可能になり、セキュリティリスクが増大することは必至だ。そこで、ユーザー端末の設定画面をマスキングして、ユーザー側では端末の設定を変更できないようにする機能も出てきている。

図2 ユーザー端末の設定画面をマスキングする操作画面例
図2 ユーザー端末の設定画面をマスキングする操作画面例。API制御できない設定項目を変更不可の状態にして抜け道を防ぐ(出典:オプティム)

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