オフィス内を飛び回るドローンで社員の健康を管理する「T-FREND」とは（3/3 ページ）

「ドローンが社内をブーンと飛び回りだしたら、あなたは業務に集中できるか、それとも帰りたくなるか」。驚きのサービスが実現しようとしている。その狙いは？

[二瓶 朗，グラムワークス]

「蛍の光」とともに飛ぶドローン

　発表会では、オフィスを模した特別会場にてドローンのデモ飛行が実施された。デモでは、専用アプリを使った経路設定が実際に行われ、その経路に従ってドローンが飛行。巡回時の飛行高度は約150センチ程度で、設定に合わせて完全自律飛行が確認できた。撮影された映像がクラウドに送られ、それを参照するデモも行われた。

デモ用の仮発着台でスタンバイするドローン

専用アプリの操作画面。デモ中では専用アプリの操作も実演された。画面は会場内の仮想オフィスを一蹴する経路を作成しているところ

デモの様子。「蛍の光」を流しつつテークオフしたドローン。飛行音はそれなりの大きさだが、それが巡回中であることを主張しているようだ。周囲の三脚に据えられているのがGPSの代わりとなる電波発生装置

　ドローンが撮影した画像は即時クラウドに送られ、アプリから確認できる。デモ中の動画もその場で確認できた。

　ドローンを利用したサービスは幾つかあるが、屋内での自律飛行を実現して残業の監視を行うサービスというのはかなりのレアサービスといえるだろう。本サービスの開始を期待するとともに、導入企業の評価の声を聞きたいものだ。