特集
ファイルサーバの利用状況(2017年)/後編:IT担当者300人に聞きました(2/3 ページ)
キーマンズネット会員対象にアンケート調査を実施した(有効回答数155)。現在利用するファイルサーバのリプレース予定やファイルサーバの代わりに利用するツールなどファイルサーバの利用実態について調査した。
現状のファイルサーバ拡張のみ、という声が大半
そこで、リプレースを予定しない回答者に対して、リプレースしない理由を選択式で聞いたところ(図2)、過半数にあたる66%の回答者がリプレースではなく「現状のファイルサーバの拡張」を予定していることが明らかになった。
前編では、クラウド型ファイルサーバの利用者からの声が増えていたものの、現段階でのリプレース意向を持つ回答者は決して多くない。
代用品候補の筆頭は「グループウェア」「社内SNS」のファイル共有機能
では、ファイルサーバのリプレースとは別に、ファイル共有サービスやクラウドストレージサービスを利用する意向はあるのだろうか。オフィスツールと連動したドキュメント管理サービスやファイル共有サービス、クラウドストレージサービス、社内SNSなどの選択肢について見ていくと、全ての選択肢で半数以上の回答者が「使う予定はない」と回答した。その中では、グループウェアや社内SNSに関しては、「職場で公認されている」が半数に迫る勢いであった。
この他、「導入予定」の声が最も多かったのが、「商用ドキュメント管理システム(9.7%)」、次いで「オフィスツールと連携したオンラインストレージサービス(9.0%)」の順となった。
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