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クラウド時代にハコモノを“あえて出す”ベリタスの意図:イベントレポートアーカイブ(3/3 ページ)
2020年には売り上げを現在の2倍にする。そう意気込んだベリタステクノロジーズが新製品として発表したのが2つのアプライアンス。このクラウド時代になぜ“ハコモノ”をリリースしたのだろうか?
ソフトウェアベンダーが、今なぜアプライアンスに注力するのか
ソフトウェア企業であるベリタステクノロジーズが、今回なぜアプライアンスを新製品として発表したのだろうか。その背景を高井氏はこう語る。
「ベリタステクノロジーズはあくまでもソフトウェアを提供する企業であり、それは当社のDNAでもある。ただ、ソフトウェアの機能は有効に使いたいが、ハードウェアとセットですぐに使えるものが欲しいという需要も世界中では多くある」
この需要に対し、顧客の選択肢を増やすという観点で、今回、新アプライアンスのリリースに至ったという。組み上げ式で構築するデータ管理システムも考えられるが、その場合、サーバからOS、ストレージ、ソフトウェアを個別で調達する必要がある。構成設計から保守対応まで全てを考える必要があり、非常に骨の折れる作業となる。
システム導入も迅速な対応が求められる現在、オールインワンのアプライアンスは有効な手段の1つだといえる。
同社は、新製品のリリースを通じて、情報やデータの力を有効に活用し、顧客に貢献すると意気込む。
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